漢方処方

慢性疲労症候群の治療法の中から、漢方を使った方法を解説。代表的な漢方薬・補中益気湯など、副作用の心配が少ない治療法として注目されています。

漢方薬による慢性疲労症候群の治療

薬剤を利用した治療よりも副作用が出にくいというメリットがあるため、慢性疲労症候群の治療には、漢方薬がよく使用されます。

もっとも有名な漢方薬は「補中益気湯」で、これは医王湯とも呼ばれるほど幅広い効果が期待できる漢方薬です。免疫低下をはじめ、胃腸の荒れ・微熱・全身の倦怠感など、慢性疲労症候群の原因と思われる症状によくはたらくと言われています。

補中益気湯のほかにも、いくつかの漢方薬が使われます。

ストレスを緩和する柴胡加竜骨牡蠣湯や逍遙散、疲労感を取り除く帰脾湯・六君子湯、そして血行障害を改善する桂枝茯苓丸、冠元顆粒などなど…。

漢方薬はなにか特定の疾病に効くというより、身体の免疫力や代謝能力を上げることによって、疲労や体力などを回復させるものが多いようです。

漢方薬は処方が難しい

しかし、実は漢方薬は慢性疲労症候群の患者に対して万能ではありません

例えば補中益気湯は倦怠感や微熱を伴う症状には効果がありますが、そのほかのケースではあまり治療効果が期待できないのです。

漢方薬にはその効果がじゅうぶんに解明されていないものが多く、漢方治療は確かに効果がある、と科学的に判断を下すことは難しいのだそうです。

慢性疲労症候群の治療には無数の漢方薬が使われていますが、一人ひとりの症状にあわせて医師が慎重に処方していることを忘れてはいけません。

漢方薬が必ずしも万能な治療法ではないということに、注意しておく必要があります。

  • 慢性疲労症候群のための診療内科&漢方クリニック一覧
  • 慢性疲労症候群のおもな治療方法
  • 慢性疲労症候群の基礎知識
慢性疲労症候群セルフチェック